千田佐市商店

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八郎潟漁撈用具収蔵庫

所在地 南秋田郡昭和町大久保字元木山根50

面積 132?(40坪)

構造 鉄筋造り

建設 昭和36年12月20日

 伝説の湖、八郎潟は世紀の干拓事業によってその雄大な姿は、今や見られない。

 八郎潟の恵みに生きた人々の生活、漁撈も年とともに忘れ去られようとしている。我々は後代の人々に、在りし日の八郎潟と、八郎潟に生きた人々の生活、習俗を伝える義務を持っている。
 収蔵庫に収蔵されている資料は昭和35年6月9日に国の重要有形民俗文化財に指定された「八郎潟漁撈用具」を中心に、展示している。

潟舟

 八郎潟で使用されているのでこの名がある。潟舟の主要な部は「オモキ」といい、1本の杉によって作られる。オモキは丸太杉の中心を縦に切られ半円状にし、それをL状にマサカリやチョナ等で削り取ってゆく。木の中心部が舟の外側になり、オモキに「チョウイタ」「ハダイタ」を継ぎ足してゆく。合わせ目の両面をたたき、そこに漆か松脂をながし、檜皮(ひわだ)を付け合わせ舟釘を打ち込む、材料の杉は男鹿半島の天然杉が潮風を受けているため最高なものである。
 潟舟の製作方法は男鹿半島、田沢湖に保管されているくり船から現在の漁船に移る過渡期のものといえる。

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このページは、昭和町公民館が作成した資料を、千田佐市商店がhtml形式にして掲載したものです。
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